神奈川被害者支援センターは、犯罪等の被害者やそのご家族等が抱える悩みの解決や心のケア等を行うとともに、社会全体の被害者支援意識の高揚を図るための活動を行っています。
神奈川被害者支援センター
12の事業
1. 被害者等に対する電話相談及び面接相談並びにカウンセリング
2.被害者等に対する法律支援、法律相談
3. 被害者等への直接的支援(危機介入、付添い、その他の役務の提供)
4.被害者等自助グループへの支援及び運営
5.関係機関・団体等との連携による被害者支援
6. 被害者等に対するカウンセリング等専門的支援を提供する専門家の養成及び研修
7.電話相談員、直接支援員等の養成及び研修
8.ボランティア等の養成及び研修
9.犯罪発生状況や被害者等実態、他の被害者支援団体等の活動状況に関する調査及び研究
10.被害者支援活動及び本センターの活動周知に関する広報及び啓発
11.犯罪被害者等給付金の支給を受けようとする者の申請の補助及び各種申請書類の作成補助
12.その他本センターの目的を達成するために必要な事業
特に被害者を支える地域社会の活動として大切なのが広報・啓発活動です。
その他、中学生・高校生を対象とした「いのちの大切さを学ぶ教室」も行なっています。
相談員のスキルアップ
当センターでは現在約50人のボランティア相談員が電話相談、付添い支援などの活動を行っています。
被害者やそのご家族等の求めに応じるため、定期的な研修を実施し、相談員のスキルアップを図ります。
センターで実施している研修
1.定例研修会
毎月、外部から講師を招いて様々な研修を実施しています。
2.特別研修会
ロールプレイ研修による相談能力の向上を図ります。
その他県外研修
全国被害者支援ネットワークや他府県が実施する研修会、フォーラム、シンポジウムなどに積極的に参加しています。
活動実績
令和4年度 電話相談等・支援状況
電話相談等の被害種別相談件数です。
悩み事の割合が増えました。次いで理的問題に関する相談、性的被害に関する相談と続き、さらに経済関係、暴力行為、民事的問題と続いています。これはほぼ例年通りの割合となっています。
男女別では相談者の65%が女性で、全体の76%が被害者本人からの相談でした。
この割合も昨年同様でした。
令和4年度 直接(付き添い)支援、カウンセリングの支援状況
直接支援 | カウンセリング | |||
---|---|---|---|---|
件数 | 対前年比 | 件数 | 対前年比 | |
性犯罪 | 209 | 11 | 117 | 77 |
殺人等凶悪犯罪 | 41 | ▲53 | 12 | 5 |
その他刑法犯 | 38 | 38 | 2 | ▲1 |
交通事故 | 23 | 12 | 10 | 4 |
その他 | 0 | 0 | 0 | 0 |
合計 | 311 | 8 | 141 | 85 |